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あとがき・次号予告
曽根 伸治
pp.268
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206389
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あとがき
この冬は,暖冬で暖かい日が多かったと思います.2015年12月下旬に沖縄の那覇で28℃の夏日を観測し,北海道の札幌では1879年の統計開始以来,最も遅い真冬日を観測して,沖縄と北海道の気温差が40℃以上の日もありました.一方,北日本では荒れた天候の日もありました.皆さまは,この冬をどのように過ごされたでしょうか?
臨床検査では,肝炎ウイルスのDNA,RNA量の測定やHLA検査,細菌同定検査などで,従来法では判別が困難な場合に積極的に遺伝子検査が取り入れられています.さらに最近では,癌治療に,癌遺伝子や特定の蛋白を標的とする分子標的治療が行われています.この治療法では,効果判定として,コンパニオン診断薬で標的組織の特性や遺伝子的な特徴を調べることが重要となります.
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