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あとがき・次号予告
曽根 伸治
pp.912
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104402
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あとがき
夏休みはいかがお過ごしでしたか.臨床検査技師の職場は夏季の一斉休業は難しく,夜間休日も24時間体制で仕事をされている方も多いでしょう.私は週休に続けて数回に分けて休みをもらい,暑い夏を乗り切りました.2016年からは8月にも祝日「山の日」が制定されるそうで,先進国のように長期休暇が取れることを期待したいです.
今月号のオピニオンに臨床検査技師は,英語表記ではMT(medical technologist)とBLS(biomedical laboratory scientist)があり,先進国では大学に臨床検査科が設置され高学歴となり,グローバル化も進み国際的な交流が増えていることが紹介されています.最近,研究倫理に関する問題が多く指摘され,読者の質問箱にも『医療従事者・研究者に求められる利益相反における開示』の質問が寄せられ,臨床検査技師にも企業との関係の透明性を明らかにして研究することが求められています.われわれは検査の技術を身につけ磨く技術者としてだけでなく,研究者として国際的に活躍することも期待されています.そこで,検査結果を報告するだけでなく,臨床的に必要な情報も併せて報告する付加価値報告書を作成する技量も身につける必要があり,ワンポイントアドバイスに3回目(最終回)としてRho(D)血液型検査のバリアント事例を取り上げました.
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