疾患と検査値の推移
脂質異常症
齋藤 美菜子
1
,
笠井 隆之
1
,
奥山 隆義
1
,
緑川 かおる
1
,
佐藤 緑
1
,
佐久間 初代
1
,
岡部 紘明
1
1横浜南共済病院臨床検査科
pp.322-326
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205885
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●脂質異常症とは:血清脂質の高低の異常変化で,自覚症状を伴うことは少ない.動脈硬化性疾患,代謝性疾患や生活習慣病が背景にある.総コレステロール(TC),トリグリセリド(TG)が異常値を示した場合,原発性と続発性に分けるが,その際,肝臓,腎臓,血糖値,甲状腺機能,家族歴と臨床所見を検討する必要がある.高脂血症を示す者が多い.
●必要とされる脂質検査項目:TC,TG,HDL-C,LDL-C,リポ蛋白,リポ蛋白リパーゼ(LPL),コレステロールエステル転送蛋白(CETP)活性,LDLレセプター機能などの測定も必要である.
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