検査法の基礎理論
糞便培養
松原 義雄
1
,
相楽 裕子
2
1東京都小平保健所
2東京都立豊島病院感染症科
pp.945-949
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205608
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サマリー
糞便中には法定伝染病起因菌から日和見感染的病原体まで幅広い病原体が検出される.Shigella,Vibrio cholerae O1,チフス性および非チフス性Salmonella,Campylobacter jeiuni/coli,V. parahaemolyticus,病原大腸菌は臨床的,疫学的に重要である.複数菌感染や薬剤関連腸炎の存在にも留意する.
腸管系病原菌,中でもShigellaおよびSalmonellaは試験管内抗菌力が臨床的効果に直結するとは限らないので,感受性試験実施薬剤の選択に考慮すべきである.
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