検査ファイル 項目
巨核芽球性白血病細胞
小池 正
1
1新潟大学医学部第一内科
pp.1472-1473
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205528
- 有料閲覧
- 文献概要
[1]はじめに
従来,巨核芽球の明確な同定法がなかったため巨核芽球性白血病の診断はほとんど不可能であった.しかし,巨核芽球には血小板ペルオキシダーゼ(PPO)と呼ばれる特異なペルオキシダーゼ活性が存在することが明らかとなり,以来これが巨核芽球同定の有力なマーカーの一つとなっている(図1).また最近では抗血小板モノクローナル抗体が巨核芽球の同定に役だつことが明らかとなり,巨核芽球性白血病の診断はより容易になってきた.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.