マスターしよう基本操作
日立101形分光光度計の分解・組立て実習書
日本臨床化学会分析部会関東支部機器委員会
pp.639-646
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205362
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比色分析は臨床検査の最も普通に用いられている定量分析の手法で,なかでも臨床化学検査の主要な分析手段になっている.その分析結果の信頼度を高める第一歩は,分光光度計の理解と取り扱い方に始まる.本実習テキストは,虎の門病院臨床化学検査部の教育用に作られたものを,日本臨床化学会分析部会関東芝部機器委員会でさらに肉付けを行い,分光光度計の基本操作を習熟してもらうために編集したものである.日立101形分光光度計は広く臨床検査室で用いられた代表的な機種であるが,最近では精密型の分光光度計の普及に伴い,その座を譲りつつある.しかし,本機は分光光度計の原理の理解には格好の材料であり,この分解と組立ての実習を通じて分光光皮計の光学系の理解と,取り扱い上の注意や保守・点検に必要な知識を具体的かつ克明に把握していただければ幸いである.なお,実習に当たっては,取り扱い説明書の一読をお勧めする.
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