感染症の検査法 わだい
MRSA検出法の問題点
菅野 治重
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
pp.920-921
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205073
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最近,臨床で大きな問題となっているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は,治療剤がメチシリン感性黄色ブドウ球菌(MSSA)とまったく異なるため,日常感受性検査における確実な検出には臨床検査室として重大な責任がある.しかし日本ではMRSAの定義および検出基準がまだ統一されていないため,検査上に混乱が生じている.
ここでは現在日本で使用されている各種感受性検査法におけるMRSA検出につき述べる.
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