感染症の検査法 Ⅱ 感染症各論
[9]産婦人科領域感染症
松田 静治
1
1江東病院
pp.651-655
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205002
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女性性器は,尿路と同じく細菌感染の機会が多く,炎症を起こしやすいものであるが,近年弱毒菌と考えられる細菌による日和見感染症(opportunistic infection)の増加傾向および検査法の進歩に伴うクラミジア感染症の登場など,感染症の様相に変化がみられ,往時に比して起炎菌,病態の面でかなりの変貌がみられている.本稿では,性器の細菌感染症を中心に,その実態と起炎菌の現況,変遷と検査法について述べる.
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