ワンポイントアドバイス
採血のコツ—(1)患者への応対
末久 悦次
1
1阪大病院中検
pp.198
発行日 1989年2月1日
Published Date 1989/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204874
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採血行為は,ただ血液を採取するという一点についてのみ考えられがちであるが,患者との応対から採取した血液の分注までの一連の操作であることを念頭に置かなければならない.
痛みを伴う採血操作により患者が不安感を抱くことは避けられないことであるが,その不安は採血者側の患者との応対により多少なりとも軽減させることができる.このことは,付添いの患者の家族,乳幼児の親などについても事前に十分に理解を得て採血することが肝要であり,しいては採血行為を容易にするものである.
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