検査ファイル 項目
末梢神経伝導速度
伊藤 久雄
1
,
加藤 宏之
2
,
菅原 幸枝
3
1国立療養所岩手病院
2国立療養所岩手病院神経内科
3国立療養所岩手病院研究検査科
pp.1100-1101
発行日 1988年8月1日
Published Date 1988/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204688
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神経伝導速度(nerve conduction velocity;NCV)は皮下浅在性の神経幹の伝導速度を測定する機能検査法で,末梢神経障害の存在が疑われるすべての疾患が適応となる.運動神経伝導速度と知覚神経伝導速度の二つがあるが,通常,ルーチン検査の対象となるのは上肢では正中神経,尺骨神経の運動および知覚神経伝導速度,下肢では後脛骨神経,腓骨神経の運動神経伝導速度および腓腹神経の知覚神経伝導速度である.
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