免疫化学検査 わだい
緊急検査としての免疫化学検査—供給は需要を生む
溝口 香代子
1
1慶応義塾大学病院中央臨床検査部
pp.841
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204618
- 有料閲覧
- 文献概要
一般に緊急検査の対象となっているものは化学および血液検査の項目で,免疫化学検査に該当する項目はごく少ないようである.しかし,最近は免疫化学検査への自動化の導入によって,緊急検査として臨床からの要望に応えられるようになってきた.少し古いが,昭和60年度私立医大の資料では次のような項目が緊急検査の対象として挙げられている.ただし,免疫化学的方法を用いているかどうかは不明である.(〔 〕内の数字は全45施設中の実施施設数である.)
HBs-Ag〔5〕,梅毒〔2〕,抗体スクリーニング〔2〕,HBs-Ab〔1〕,CRP〔1〕,薬物(フェノバルビタール,フェニトイン,ジゴキシン,テオフィリン)〔1〕
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.