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読者のひろば
匿名希望
,
金城 弘明
,
高渕 良子
,
高橋 裕
1
1北里保健衛生専門学院
pp.387
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204479
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●入院して知った検査への 不安
最近,体調が思わしくないため,勤務先の病院の外来を受診した.問診や触診などひととおりの診察のあと,他の患者さん同様,束になった検査依頼用紙を渡された.臨床検査技師になった当初は,どんな分野のことでもいつも理解できるように勉強しようと決意したのに,働いて4年目ともなると,どの検査依頼用紙も見覚えはあるのだが,自分の検査室以外の項目は,臨床的意義や測定法などがうろ覚えで,思わず『臨床検査法提要』を開いてしまった.
検体の取り扱いにしても,初めの頃は,患者さんに苦痛を与えて得られたものだと思い,非常に慎重に扱ったものだが,最近では機械的に手が動いている.今回,自分が被検者になって改めて,こんなに採血されるのかとか,結果は正確だろうか,などと感じた次第です.
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