形態学的検査と技術 血液と病理
血液
[5]その他の検査法
[B]NBT還元試験
後藤 清
1
1日本大学医学部附属駿河台病院臨床検査部
pp.505-507
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203683
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目 的
ニトロブルー・テトラゾリウム還元試験(NBT還元試験)は,1967年Baehnerらが慢性肉芽腫症患者の好中球にはNBT還元能力が欠けていることを報告し,以来Parkらによって手技が簡便かつ微量化され,好中球機能検査法の一つとして広く用いられるようになった.その後,多くの研究によってNBT還元試験の臨床的意義が報告され,特に細菌感染症とウイルス感染症の鑑別診断の補助として有用であることなどがわかってきた.
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