検査を築いた人びと
石原式視力表・色盲表の考案者 石原 忍
酒井 シヅ
1
1順天堂大学医史学
pp.304
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203619
- 有料閲覧
- 文献概要
いまも視力検査や身体検査で必ずお目にかかる石原式視力表と色盲表は,戦前の日本が輸出できた数少ない医書であった.
これを考案した石原忍(1879〜1963)は東京大学の眼科学教授であったが,この仕事に取り組んだときは陸軍軍医であった.徴兵検査のためにより正確な検査法が必要であったことから,研究が始まったのである.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.