けんさアラカルト
検査伝票の工夫
久野 豊
1
,
川畑 貞美
1順天堂大学浦安病院検査科
pp.1082-1083
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203534
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他部門との関係での工夫
現在,病院で使用されている検査伝票は,多種多様であり,各施設の規模や特徴に応じていろいろな工夫がなされている.当院も,昨年(1984年)の5月に開院し,それに伴い病院の特徴を生かした,使いやすい検査伝票の作製を心掛けたので紹介する.
まず,検査伝票を作製するにあたり大切なことは,医師,看護婦,医事課事務員との連絡を密にとらなければならないことである.臨床検査が多種多様に増大している現在では,検査伝票は35〜50種類もあり,検査を依頼する医師の労力やその成績の読みやすさ,また検査点数を計算する医事課事務員の労力をも考慮し,より簡便なものにしなければならない.さらに採血業務を担当する臨床検査技師および看護婦にとっては,種々な採血容器に貼付する検体ラベルへの患者氏名,日付,依頼科名記入などの繁雑さも考えなければならない.
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