ホスピタルトピックス 事務
新しい検査伝票
紀伊国 献三
1
1病院管理研究所
pp.97-98
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202580
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伝票制度というと,とかく請求もれの防止や,つけ落としの対策としての効果に重点がおかれる場合が多い。しかし伝票制度のねらいは複雑化した病院内での診療行為にかんする情報の流れを,どうすればできるだけ合理的におこなうことができるかにあって,実は正確な料金の記録は一部分にしかすぎないのである。
たとえば検査伝票は多くの病院では,2連または3連(またはそれ以上)となっており,病棟から検査請求として発行され,1部に結果が記入されて病棟へ返され,3連の場合は1部は医事係の料金算定記入係へ送られ,残りの1部は検査部原簿となる。2連の場合は料金算定記入後検査部へ返されて原簿となる。
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