基礎実習講座
尿沈渣における異常細胞の見分け方と注意点
八木 靖二
1
1癌研究会附属病院中央検査部
pp.473-475
発行日 1985年5月1日
Published Date 1985/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203352
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日常の尿沈渣鏡検業務の段階で異常細胞を検出することは悪性細胞の早期発見にもつながり,臨床的に非常に意味深い.しかし,尿沈渣中に異常細胞が認められたからといって,それが必ずしも悪性細胞であるとは限らない.炎症や結石症などの良性病変や,放射線,治療薬剤などによる化学的・物理的影響を受けた場合にも尿中に異常細胞が出現してくることがあり,慎重に対処しなければならない.
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