病気のはなし
慢性関節リウマチ
塩川 優一
1
1順天堂大学内科
pp.402-407
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202753
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概 要
慢性関節リウマチ(以下RA)は慢性に経過し,多発性関節炎を主な症状とする.しかし内臓にも広般に病変を有し,したがって全身性の疾患である.本症は患者数が多く,原因不明であり,よい治療法もなく,そのためにときに進行して身体障害者となる.そこで難病の1つと考えられている.
リウマチというのは"骨,関節,筋肉,腱などの運動器官に痛みとこわばりを訴える疾患"と定義されている.
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