最近の検査技術
高速液体クロマトグラフィーによるアイソザイム分析
松本 宏治郎
1
1慶応義塾大学付属病院中央臨床検査部
pp.359-366
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202260
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近年,水溶性高分子物質に対して吸着性の少ない樹脂が開発され,高速液体クロマトグラフィーによる蛋白質や酵素の分離が可能となり,今後検査室でも,このような分離分析の手法が,支持体電気泳動法などと併行して実施されるようになると思われる.そこで,本項では,簡単に高速液体クロマトグラフィーについて概説し,これを用いた乳酸脱水素酵素アイソザイムの分離定量への応用を中心にその特徴を述べる.
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