最近の検査技術
高速液体クロマトグラフィー
小沢 恭一
1
1日立製作所那珂工場
pp.33-39
発行日 1975年12月1日
Published Date 1975/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200940
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ここ数年の臨床検査の自動化の進歩には目をみはるものがある.Skeggsによって考案された,いわゆるフロー方式の自動分析装置が,テクニコン社の製品オートアナライザーとして米国の市場に発売されたのは1957年であった.それから約10年間はテクニコン社の独壇場であったが,その後は,いわゆるディスクリート方式(ピックアップ方式ともいう)の自動分析装置が,テクニコン社以外の多くのメーカーから発売され,これらを網羅する表を作ろうとすれば,たぶん20社の,数十種の製品を並べてもなお不十分ということができるであろう.日本国内でさえ,日立,オリンパス,東芝がそれぞれ2〜3機種を発売しており,病院,検査センターなどで広く用いられている.
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