トピックス
遊離脂肪酸の生理作用
井川 幸雄
pp.774
発行日 1979年9月1日
Published Date 1979/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201916
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多項目同時測定が多くの検査室でルーチン化され,病態の把握に大きな貢献をしていることは言うまでもない.
ところで血液化学の成分のうちで,食事・運動そのほかの影響を受けて,その値が著しく変動するものについては,いわば変動幅が大きいため,臨床的評価がしにくい検査項目ということになるが,しかし一方,生理的な条件で変化が大きい血中成分は生理学的には興味深い成分であることが多い.例えば,血糖値や血漿中の遊離脂肪酸などがこの良い例となろう.
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