マスターしよう基本操作
分離培地の観察・釣菌・純培養
小栗 豊子
1
1順天堂大学中央検査部
pp.815-822
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201713
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集落の観察,釣菌,純培養は細菌検査の中で重要な基本操作である.集落の観察は照明の十分な場所で注意深く行われなければならない.観察するにも肉眼のみに頼らず,時にはルーペを用いるとか,顕微鏡の弱拡大を用いての観察が必要である.釣菌は原則として白金線を用いて行う.先端に用いるニクロム線は細いものがよく,集落に触れる場合には,十分冷却(新しい寒天培地に刺すなど)して用いなければならない.ここでは細菌及び真菌について述べ,マイコプラズマなど特殊な徴生物については省略する.
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