ひとこと
技師の資格試験
天川 勉聖
1
,
北村 清吉
2
,
富田 仁
3
,
名畑 圭子
4
1聖マリアンナ医大病院中検
2東京医科歯科大附属臨床検査技師学校
3京大医療技術短大
4慈恵医大病院中検
pp.548-549
発行日 1977年7月1日
Published Date 1977/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201414
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臨床検査技術者のための資格試験としては,臨床検査技師の国家試験をはじめとして,日本臨床病理学会の主催する幾つかの資格認定試験がある.なかでも国家試験は,臨床検査に携わる者の知識と技能が一定の水準にあるか否かを決定するために,国によって実施される唯一の試験であることから,これに合格することの意義は極めて大きいと言える.
しかし,この試験に合格して臨床検査技師の資格を得れば十分であるかといえば,決してそうではない.臨床検査に対して社会の求めている水準は,常に進歩・発展であり,決して不変のものではなく,ある時の水準は何年か後にはより高度なものに変わっていることは,ここ数年間の試験内容からも分かるとおりである.そしてこの変化に則した水準が,新たに設定されてゆくはずである.
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