二級試験合格のコツ
血液学
中村 恵美子
1
1東京女子医大中検
pp.141-144
発行日 1977年2月1日
Published Date 1977/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201288
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血液学の筆記試験は基礎的な知識はもちろんのこと,最近のトピックスへの知識欲をも要求される.次に実地試験は日常血液検査室で行われるような検査の種目別すなわち血算,染色,形態,凝固検査に大きく分けられ,それぞれの技術レベルが判定される.また種々の関連事項や正常値に関する知識なども質問される.
筆記試験及び実地試験のいずれの項目でも大きな欠点がなく,総合力で合格レベルに達した者が合格とされる.知識のみ豊富で実技の伴わない者,実技のみ優秀で知識の足りない者,また他の実技がいくら優秀でも,1種目レベル以下とみなされると決して合格できない.日ごろから正しい知識,正確な手技を身につけるとともに,得られた検査成績に対しての理解力も大切である.51年度試験で見られた減点箇所を含めて実技の要点を解説する.
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