実習日誌
技師の仕事を自認できた5か月
相沢 あつ子
1,2
1宮城県総合衛生学院臨床検査学科
2国立仙台病院
pp.865
発行日 1976年11月1日
Published Date 1976/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201213
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5か月余りの病院実習を通し,今私は現在の医療体制における臨床検査技師の立場,あり方ということを改めて考え直している.
私たちは7つの検査室に分かれてローテーションした.11日間という期間の短さのためか,やっと慣れたと思うともう次の検査室へ,といった具合で,より積極的に取り組むというよりは与えられた課題に振り回されているというのが実際であった.幸い良い先輩に恵まれ,特殊な病気の検査物などは保存しておいて見せていただき,また検査に対する知識,技術だけでなく,臨床的な意味をも含めて説明してくださった.いろいろ質問されると自分の不勉強さに赤面しつつ,参考書を広げての悪戦苦闘もしばしばであった.
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