ひとこと
検査室に勤務していて最もうれしかったこといやだったこと
工藤 肇
1
,
田中 敏憲
2
,
柳川 弘
3
,
松沢 東子
4
1弘前大中検部
2神戸市立中央市民病院臨床病理科
3徳島大病院中検
4練馬医師会医療検査センター臨床検査科
pp.704-705
発行日 1976年9月1日
Published Date 1976/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201166
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■生来いやなことはすぐ忘れるたちで,楽しいことだけを書いてみたい.ただ,検査の手抜きやごまかしだけはいやなことに入る.
戦後,検査の中央化がなされたが,臨床検査の歴史は浅い.その中で新しい検査室作りに我々の先輩の医師ならびに技師が大変な努力をし,今日の検査室を作り上げたことを思うと,現在の検査室がこれでいいのかという反省の気持ちが常に起こってくる.先般の秋田市での衛生検査技師学会で,6,000人もの人たちが一堂に会し熱心に討論をしている姿を見ると,いやなことはふっとんでしまい,これはうれしいことの1つである.
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