技術講座 細菌
膿,分泌物の検査法
小栗 豊子
1
1順大病院中検
pp.66-67
発行日 1974年11月1日
Published Date 1974/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200630
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膿,分泌物から検出される微生物を由来材料別に表に示したが,その種類は実に広範囲に及ぶことがこの表より理解されよう.またこれらの材料では検体より数種から十数種類の菌が検出される場合もある.膿,分泌物の材料採取にあたっては特に常在菌の混入が予想される部位からの場合は,これらの混入をできるだけ完全に避けて採取することが,検査成績より原因菌の決定をより確実にし,ひいては検査をより煩雑にしなくて済む.検査法の概略は図1に示した.
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