クローズアップ
平沢太郎—大宮市医師会市民病院検査科技師長
平沢 太郎
pp.8-9
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200497
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検査は経験のうえに成り立つ
大宮市医師会市民病院は大宮市内約150軒の開業医のための検査センターをも兼ねている.病院の検査がひと区切りついたころには開業医からの検体が届く.血算など当日検査をしなければならないものを処理し,あとは血清を分離して翌日に回す.これを13人の検査技師が処理する.非常に忙しい検査室である.
平沢さんは技師長としての業務管理,データ管理に加えて,欠勤者の穴うめとして各種の検査を引き受けている.さらにドクターなどからの電話がひっきりなしにかかってくる.インタビュー中も5分おきには席をはずされる.それでも柔和な顔は変わらない.検査室は忙しいなかにもなごやかな雰囲気である.
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