グラフ
大学と提携する2つの医師会病院—大宮市医師会市民病院と板橋区医師会病院
pp.265-270
発行日 1978年4月1日
Published Date 1978/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206490
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大宮市は人口33万,昭和60年までには50万に膨張すると目されている浦和市と並んで埼玉県随一の商業都市である.各診療科を備えた総合病院を目ざした医師会病院ができたのは昭和47年6月,すでに5年余を経ているが,全国に散らばる43の医師会立病院の中では,ごく新しい方に属する.大宮市が土地を提供し,医師会がこれを設立した.開院当初は,医師会員(現在233名)の主治医制によるオープン病院として発足したが,現在は残念ながら完全な形では実施されていない.日大医学部とタイアップし,内科4名,外科3名の常勤医と8名の非常勤医は主として日大板橋病院から派遣された医師で,その他に専門外来があり,いずれも週1回,日大・慈大・帝京大・癌研などから教授クラスの医師が出張している.この医師会病院には通常の形態の外来はないが,上述の専門外来のほか休日診療,救急診療,各種検診および人間ドッグなどを行っている.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.