臨床検査技師のための 物理学
幾何光学
三上 智久
1
1北大・応用電気研究所
pp.20-23
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200263
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光の物理的な本性についてはふれず,光の進行を幾何学的な線として取り扱う学問を幾何光学という.その基礎となっているのは(1)光は一様な媒質の中では直進する,(2)光の進路は可逆的である,(3)1つの光線は他の光線とは干渉せず独立に進行する,(4)異なった媒質の境界面では反射屈折の法則に従って進行方向を変える,という基本法則である.日常われわれが取り扱う光に関係した機器や経験する現象も,その大半は幾何光学で説明できると考えられる.
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