増刊号 超音波×病理 対比アトラス
7章 消化管
1 胃GIST(消化管間質腫瘍)―70歳代男性
鈴木 由美
1
,
手島 伸一
1,2
,
前田 守
3
1同愛記念病院研究検査科
2湘南鎌倉総合病院病理診断部
3同愛記念病院外科
pp.1128-1130
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104470
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症例の概要
70歳代,男性.以前より胆石症発作時の超音波検査で胃粘膜下腫瘍を指摘され,GISTの疑いにて経過観察していた.胃粘膜下腫瘍の内部エコーが不均一となり,26×17mmと増大してきたため,胃粘膜下腫瘍の摘出(胃部分切除)を行った.病理学的には紡錘形の腫瘍細胞が束状配列を示し,免疫組織学的にKITが陽性を示しGISTと確定診断された.核分裂数は高倍率50視野に2個,MIB-l indexは2%であった.
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