ワンポイントアドバイス
日当直帯の髄液検査を円滑に行うためのポイント
石山 雅大
1
1弘前市立病院臨床検査科
pp.402-404
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103923
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はじめに
髄液検査は少量の検体で生化学検査から細胞の鏡検,培養検査など幅広い手技が求められる1,2).また,日当直帯で緊急検査として扱われることが多く,ルーティン業務の担当者以外となればなおさら苦慮される検査の1つである3).しかし,髄液検査で本来急がなければならない検査は脳炎や髄膜炎といった中枢神経系の炎症や出血性の疾患が中心であり,急ぐ検査項目はあるのか,どこまで検査をするのかを考慮すれば,慌てることなく円滑に髄液検査を進めることができる.
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