増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る
Ⅵ 血液・造血器疾患
7 汎血球減少と肝機能障害をきたした13歳の男児《血球貪食症候群》
石井 榮一
1
1愛媛大学大学院医学系研究科小児医学
pp.1117-1122
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103706
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Ⅰ.症例
13歳の男児.発熱,汎血球減少および肝機能障害を主訴に来院した.
現病歴:7日前より発熱が出現し,5日前に近医で汎血球減少と肝機能障害を指摘され,入院にて抗菌薬の投与を受けた.しかし,治療開始後も発熱が持続し,汎血球減少と肝機能障害が進行したため当科を紹介された.
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