コーヒーブレイク
“梅毒閑話”―中~近世ヨーロッパ,梅毒蔓延が香水やドレスを発達させた!?
錦の御旗
pp.676
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103249
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有名な「コロンブス持込み説」の真偽は別として,1493年,突如としてヨーロッパに出現した梅毒は,2年後の1495年にはヨーロッパ中に大流行し,人口の1/20が感染したと推計されているそうです.
さて,かつてはローマ文化の遺風として,中世ヨーロッパの各都市にあったというお風呂屋さんですが,梅毒流行の影響で激減したといわれています(理由はご想像ください).お風呂に頻繁に入れなくなった結果,体臭をごまかすために香水が広まったのだといいます.真偽のほどはいかに?
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