Laboratory Practice 〈病理〉
免疫組織化学―En VisionTM FLEX(Dako,Denmark)を使用した高感度検出
村上 善子
1
,
太田 裕子
1
,
山田 智恵子
1
,
谷田部 恭
1
1愛知県がんセンター中央病院遺伝子病理診断部
pp.536-539
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103193
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はじめに
免疫組織化学は標識抗体を用い抗原抗体反応を起こすことにより,組織内の蛋白を同定し,病理診断および医学研究に欠かすことのできない手法であるが,結果は手技や検出方法によって大きく変わりうる危険性をはらんでいる.近年,広く用いられていたABC(avidin-biotinylated peroxidase complex)法よりはるかに感度が高く,かつ簡便であるデキストランポリマー法が開発されてきた.本稿では,当院で施行しているデキストランポリマー法について述べる.
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