Laboratory Practice 〈生理〉
超音波検査のモニター調節
松浦 陽子
1
,
田代 洋行
2
1九州大学病院検査部
2九州大学大学院医学研究院保健学部門
pp.540-543
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103195
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はじめに
超音波検査は現在では日常診療に欠かすことのできない検査法で,その領域は腹部・心臓・血管・頸部・乳房・胎児など多岐にわたり,ほぼ全身を網羅しているといっても過言ではない.また最近では装置の小型化が進んでおり,検査実施場所は検査室にとどまらず,病室や外来診察室,救急診察室,手術室などさまざまである.このことは代表的なX線断層診断装置であるCTやMRIと大きく異なり,超音波検査の大きな特長の一つである.
超音波診断装置を移動させて検査を行う際,さまざまな明るさのもとで装置を使用することとなり,画像表示モニターの調節は診断精度を保つうえで非常に重要である.今回は超音波診断装置のモニター調節と検査室の環境について述べる.
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