臨床医からの質問に答える
耐性菌検出時の考え方および院内感染菌が検出されたときの対応
木下 承晧
1
1神戸大学医学部附属病院検査部
pp.63-65
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103034
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はじめに
医療関連施設では医療安全の一環として市中・院内感染予防対策が必須である.インフルエンザ,結核,薬剤耐性菌などの院内感染拡大に対応すべき事項が多くある.近年,市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(community acquired methicillin-resistant Staphylococcus aureus,CA-MRSA),NDM-1(New Dehli metallo-β-lactamase)産生の腸内細菌科,多剤耐性アシネトバクター(multi-drug resistant Acinetobacter baumannii,MDRAB)などが報告され1),これら耐性菌の問い合わせも増えている.
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