技術講座 病理
―シリーズ:穿刺細胞診の手技と読み方―5.肺の穿刺細胞診
川本 雅司
1
,
中澤 賢
2
,
田島 廣之
2
,
小泉 潔
3
1日本医科大学付属病院病理部
2日本医科大学付属病院放射線科
3日本医科大学付属病院呼吸器外科
pp.87-91
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102734
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新しい知見
気管支腔内超音波断層法(endobronchial ultrasonography,EBUS)とは,超音波プローブが装着された気管支鏡による気道壁内外のリアルタイム画像検査である.経気管・気管支穿刺細胞診では,今までは気管支鏡による粘膜側内腔のみの観察と解剖学的位置をたよりに,気管・気管支外にある病変を推定して盲目的に穿刺していたが(例えば,気管分岐部リンパ節への転移の有無の検査),EBUSにより,病変を描出し穿刺できるようになった.このようなEBUS下穿刺をEBUS-TBNA(EBUS guided transbronchial needle aspiration)と呼ぶ.
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