技術講座 病理
―シリーズ:穿刺細胞診の手技と読み方―1.総論
川本 雅司
1
,
原田 大
1
,
土屋 眞一
1
1日本医科大学付属病院病理部
pp.1275-1279
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102651
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新しい知見
細胞診材料を用いた遺伝子検索:細胞診は形態観察だけでなく,免疫細胞化学手法による抗原発現検索,フローサイトメトリー,さらにはFISH(fluorescence in situ hybridization)などに応用可能である.また,分子標的治療薬の選択などのために,遺伝子変異の有無を通して抗癌剤の感受性を検査することも可能である.このような際に穿刺吸引細胞診材料は,腫瘍細胞を生きたまま的確,低侵襲に採取できる点で優れている.
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