今月の表紙
乳腺線維腺腫
森谷 卓也
1
,
中島 一毅
2
1川崎医科大学病理学2
2川崎医科大学乳腺甲状腺外科
pp.1280
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102652
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【症例の概要】
30歳代前半女性.5年前,右乳房外側(9時方向)にしこりを自覚し来院.触診では比較的硬く可動性良好な腫瘤を認めた.超音波では境界明瞭で分葉状を呈する低エコー域があり,ガイド下で穿刺吸引細胞診が施行された.良性の判断のもと経過観察となったが,しこりの増大も退縮もなく気になるために,摘出を希望し再来院して,腫瘤摘出術が行われた.腫瘍は長径3cm・充実性で,病理組織診断は線維腺腫(管内型)であった.
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