Laboratory Practice 〈診療支援〉
―臨床検査にITを活用する・2―検査部におけるホームページの活用
盛田 和治
1
,
横田 浩充
1
,
矢冨 裕
1
,
和田 麻沙
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.826-829
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102530
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はじめに
いまやインターネットを通じて,世界中のありとあらゆるWWW(World Wide Web)サイト(ホームページ:以下,HP)を閲覧でき,必要な情報を簡単に入手することができるようになった.そしてわが国の医療機関に関して言えば,2002年4月1日に施行された医療機関の広告規制の緩和によって1),医療機関が広告できる事項の一つとしてHPアドレスが追加された.その結果,現在インターネット上に多くの医療機関のHPが開設され,情報が提供されている.
ひと口にHPと言っても,その対象や目的によってどのような情報を公開するかは異なる.例えば,インターネットを通じて一般(全世界)にHPを公開する場合とLAN(Local Area Network)によって施設内でのみHPを公開する場合とでは,後者のほうがより専門的な情報が多く含まれることになるだろう.
本稿では,LANによって施設内でのみHPを公開する場合を取り上げ,検査部の臨床検査におけるHP活用の実際を紹介する.
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