Laboratory Practice 〈診療支援〉
―臨床検査にITを活用する・3―ホームページによる輸血業務の推進
疋田 宏美
1
,
曽根 伸治
1
,
津野 寛和
1
,
髙橋 孝喜
1
1東京大学医学部附属病院輸血部
pp.1316-1321
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102660
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はじめに
2007年末時点で過去1年間にインターネットを利用したことのある人は推計で8,811万人,人口普及率は69.0%に達している.企業においては約6割が2人に1台以上の情報網に接続した端末を配備している1).このようにIT化が進むなかで,医療の現場においても施設内ネットワーク(イントラネット)やインターネット接続の整備は一般的になり,職員にとっても患者にとっても利便性や医療安全の向上に役立っている.
本稿ではネットワーク環境を利用したホームページによる輸血情報の提供と業務推進について紹介する.なお本来“ホームページ”という単語はウェブブラウザを起動したとき最初に表示されるページを意味するが,ここでは一般的に普及している意(=ウェブサイト)で用いている.
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