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呼吸機能検査(1)―ベネディクト・ロス型スパイロメーターから多機能呼吸機能検査装置になって
安部 信行
1
1東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部
pp.280-282
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102032
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筆者が呼吸機能検査をはじめた頃は,ベネディクト・ロス型スパイロメーターを用いていました.蒸留水を装置に満たしたのち記録紙にペンを上下に合わせ調整するのが朝の日課でした.記録は回転式になっておりスイッチで速度を切り替え記録するものです.今日では自動化された多機能呼吸機能検査装置や電子スパイロメーターが用いられ,従来の装置より格段に操作性がよくなり効率よく検査ができるようになりました.しかし,呼吸機能検査は患者さんの協力による最大の努力を必要とするばかりでなく,検者の手技も熟練が必要であることは今も変わりません.
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