増刊号 メタボリックシンドローム健診検査技術マニュアル
総論
14. 保健指導概要
山門 實
1
1三井記念病院総合健診センター
pp.1112-1116
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101879
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はじめに
2008年4月から実施される特定健康診査(特定健診)・特定保健指導,いわゆるメタボリックシンドローム健診は,2015年度には2008年と比較して糖尿病有病者・予備群を25%減少させるとする「医療制度改革大綱」の政策目標を達成することにあることから,生活習慣病予防のための保健指導,ことに対象者のライフスタイルや行動変容のステージを把握したうえで,対象者自らが実行可能な行動目標を立てることを支援することが不可欠となる.すなわち,メタボリックシンドローム健診は対象者の個性を重視した“保健指導”に重点を置いたものである.本稿では,この保健指導について,「標準的な健診・保健指導プログラム」1),「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」2)に基づき概説する.
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