Laboratory Practice 生化学 これからの臨床協力業務事例集
糖尿病教室 その4 糖尿病療養指導士の資格習得の方法の例
西川 洋子
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1大阪府立急性期・総合医療センター臨床検査科
pp.530-531
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101249
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日本糖尿病療養指導士(certified diabetes educator,CDE)試験は2000年度から現在(2004年1月)まで3回行われ8,429人が認定を受けている.そのうち臨床検査技師は813人,約10%である.糖尿病は検査の病気であるという言葉はよく使われるが実際に測定を行い臨床検査データを作製し管理している臨床検査技師が,療養指導の分野では今後さらに活躍できると考えられる.そこでCDEの資格習得の方法について,経験とアンケート結果も含めて述べる.
CDE取得のきっかけ
―大阪糖臨検アンケートより
現在,近畿圏では158名,そのうち大阪府下で43名のCDEが認定されている.CDE制度発足当初は認定者の職種の公表もなく,他施設の療養指導への取り組みも知る手段がなかった.そこで有志が集まり糖尿病療養指導を考える臨床検査技師研究会(後に大阪糖臨検と改称)を立ち上げた.現在19名(15施設)のCDEが集まり,各施設でのDM教室や自己血糖測定(self monitoring of blood glucose,SMBG)指導方法の紹介,学会・講演会の報告や意見交換を行っている.
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