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髄液細胞の単位はなぜ分母が3か?
保科 ひづる
1
1諏訪中央病院技術部検査科
pp.1439-1441
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101150
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当直時間帯救急にて発熱,頭痛,嘔吐の患者さんが搬送され,髄液が提出されるというように髄液検査は緊急性があり,普段担当されていない方,誰もが携わる検査です.そのうち細胞数算定は,中枢神経系感染症(髄膜炎,脳炎)の診断を左右する重要な検査項目になります.現在は機械化もされつつありますが,まだまだ現場では用手法で,計算盤を使用して細胞数を数え報告しています.
[突然の髄液検査,計算盤は何を使うの?]
では計算盤の種類と特徴を挙げましょう.
ざっと挙げても,トーマ(Thoma),ビュルケル-チュルク(Burker-Turk),改良ノイバウエル(Neubauer),フックス-ローゼンタル(Fuchs-Rosenthal),エオジノフィルカウンター,バクテリアカウンター,ナジェット(Nageotte)チェンバー,マクラー(Makler)カウントチェンバーなどたくさんあります.
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