検査じょうほう室 生理検査:超音波検査のステップアップ
胆嚢
小林 久雄
1
,
池ノ谷 千鶴
2
1山近記念総合病院検査室
2東海大学医学部附属病院臨床検査科生理検査室
pp.58-64
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100453
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はじめに
超音波検査は昭和50年代前半の画像のON-OFFの時代,グレースケール法へとコンピュータ化が進み,そしてデジタル時代へと変遷し,発展を続けている.他方画像検査としてはCT,MRIなどの進歩も目覚しい.
超音波検査の最大の利点は,無侵襲性にありかつ前処置が不要なため手軽に実施できること,装置が安価なことである.欠点は,検者の経験によって検査結果の内容に差が出ること,画像にアーティファクトが多いことなどである.
本稿では,胆嚢領域の超音波検査技術の習得方法および画像読影のポイントなどについて,これまでの経験から得られたコツを述べてみたい.
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