検査機器のメカニズム・55
ジェット式レコーダー
葛西 晴雄
1
1千葉大・工学部電子工学科
pp.750-751
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917737
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生体諸現象の記録には古くからペン書きレコーダーが使用されているが,周波数特性が100〜150Hzどまりと悪く,また電磁オシロは周波数特性は良いが消耗品コストが高く,かつ定着処理などを必要とする欠点がある.インクジェット式レコーダーはペン書きレコーダーの軽便さと電磁オシロの周波数特性の良さを兼ね備えたものであり,シーメンス・エレマシュナンダ社の"ミンゴグラフ"が知られているが,日本光電工業(株)より国産品が開発発売され価格も安く特性も良好で心音図の忠実な記録などに広い応用範囲をもっている.
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