検査機器のメカニズム・42
定電圧装置
今田 俊明
1
,
宇都宮 敏男
1
1東大工学部電子工学科
pp.668-669
発行日 1975年6月15日
Published Date 1975/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917709
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一般に電子装置を用いる時には,直流電源(電圧の周期的変化のない電源;電池など)を用いることが多い.交流電源(家庭の電気がこれで,1秒間に50回または60回の周期的電圧変化がある)を整流して(周期的電圧変化をなくして直流にすること),直流電源として用いる場合,使用状況によって,その電圧がいくらか変動することがある.電子装置のなかには,直流電源が安定で,その電圧が一定に保たれていないと,うまく働かないものが多い.そのため,電圧変動のある直流電源に,その電圧変動をなくして,常時一定の電圧を供給できるような装置を付加する必要がある.その装置が定電圧装置である(安定化電源とも呼ばれる).図1は,定電圧装置を使って,電圧を電子装置(負荷)に供給するようにした回路である.
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