質疑応答
免疫血清 抗ストレプトリジンO(ASO)とIgM,IgG/診断学 異型リンパ球と伝染性単核症
Q生
,
河合 忠
1
,
Y生
,
佐藤 尚武
2
1自治医科大学臨床病理学教室
2順天堂大学医学部臨床病理学教室
pp.980-983
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917503
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〔問〕『臨床検査』vol. 20, no. 6, 615〜618, 1976の「ASO」の論文で,「ASOにはIgMとIgGとがあり,IgMは受身凝集法により反応しやすく,Ranz-Randall法では検出し難い……」とありますが,なぜ受身凝集反応ではIgM抗体が反応しやすく,R-R法では主としてIgG抗体が反応するのですか.
〔問〕ウイルス疾患の際にみられる異型リンパ球は,I,II,III型とあり,伝染性単核症ではIII型が出現するとのことですが,末梢血および骨髄の分類で何%出現すれば,伝染性単核症を疑うべきなのでしょうか.他の検査結果も総合して,例えば1個でもIII型の異型リンパ球を認めた場合,診断に有用なのでしょうか.
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